10月21日の夜、アメリカのPBS局の'フロントライン'という番組で"ヒート"というドキュメンタリーが放送されました。地球温暖化とこの問題に対して政府や企業がどんなことをしているか(していないかも)についてのドキュメンタリーで、私たちが正しい選択をしよい方向に進むのを手助けしてくれる番組です。以下のサイトで見ることができます:
http://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/heat/view/
予告編はこちら:
Saturday, October 25, 2008
"もったいない"
私たちの習慣をもっと環境にやさしいものに変えていこうとするとき、私たちが変えられる最も重要なものは、私たちの考え方だと思います。
地球の資源は限りがないから自分たちの好きなだけ使える。資源と同様、ごみ廃棄場も限度がないから物をどれだけ捨てても問題なし。‐‐というのが、現在ある私たちの文化の考え方ではないでしょうか。車のガソリン、家や電化製品に使う電気を使うとき、私たちはお財布の中からどれだけ支払うかという目先の出費のみを考えてしまいがちです。物を買うときも、それらを捨てた後はどうなるんだろう、といったことは考えたりしていません。1週間に一度ごみ収集に来てもらって、必要ないものは全て目の前から消えてしまいます。"去るもの日々に疎し"ということわざのように、見えないものは忘れ去られます。
でも、これは古い考え方。私たちの新しい考え方は、ほぼ正反対。エネルギー源の使われ方や(いつかはゴミになってしまうであろう)全ての品物には、犠牲や代償が伴っていると考えることが必要です。
それが"もったいない"の精神です。
"もったいない"に相当する英単語はありません。英語にすると'地球とその資源はすごく貴重だから、今持っているものを大切にして、考えなしにものを使わないようにしよう。まだまだ使えそうなものを簡単に捨てないようにしよう。私たちの環境に感謝しよう、無駄遣いはよそう。'という感じでしょうか。
"もったいない"が日本語で使われる例:地場産市場に行ってリンゴを何個か買って、レジに行きました。すると、レジの人がリンゴを袋に入れようとしました。あなたはニッコリ笑って"袋がもったいないので、いりません"と言って断る。レジの人も、ニッコリ笑ってリンゴだけを手渡し、あなたはポケットや持参した袋にリンゴを入れて持って帰るとか。他にも、歯磨き中に水を流しっぱなしにしていると、あなたの配偶者が"もったいない"と言って水道を止めたり。こんな風に日本語では"もったいない"が使われています。
ワンガリ・マータイさんは、民主主義、女性の権利、そして、特に環境保護の活動促進への貢献が認められ、2004年にノーベル平和賞を受賞したケニア人の女性です。マータイさんは、世界中で環境保護を訴えてこられました。2005年に来日されたときに"もったいない"という言葉を習って以来、国際的な、どの言語でも使える環境活動の精神を表す単語として、"もったいない"を広めていらっしゃいます。
彼女に習って、この単語を英単語のひとつにしていきましょう。そして、もっと大切なのは"もったいない"の精神をもって毎日の生活をしていきましょう!
地球の資源は限りがないから自分たちの好きなだけ使える。資源と同様、ごみ廃棄場も限度がないから物をどれだけ捨てても問題なし。‐‐というのが、現在ある私たちの文化の考え方ではないでしょうか。車のガソリン、家や電化製品に使う電気を使うとき、私たちはお財布の中からどれだけ支払うかという目先の出費のみを考えてしまいがちです。物を買うときも、それらを捨てた後はどうなるんだろう、といったことは考えたりしていません。1週間に一度ごみ収集に来てもらって、必要ないものは全て目の前から消えてしまいます。"去るもの日々に疎し"ということわざのように、見えないものは忘れ去られます。
でも、これは古い考え方。私たちの新しい考え方は、ほぼ正反対。エネルギー源の使われ方や(いつかはゴミになってしまうであろう)全ての品物には、犠牲や代償が伴っていると考えることが必要です。
それが"もったいない"の精神です。
"もったいない"に相当する英単語はありません。英語にすると'地球とその資源はすごく貴重だから、今持っているものを大切にして、考えなしにものを使わないようにしよう。まだまだ使えそうなものを簡単に捨てないようにしよう。私たちの環境に感謝しよう、無駄遣いはよそう。'という感じでしょうか。
"もったいない"が日本語で使われる例:地場産市場に行ってリンゴを何個か買って、レジに行きました。すると、レジの人がリンゴを袋に入れようとしました。あなたはニッコリ笑って"袋がもったいないので、いりません"と言って断る。レジの人も、ニッコリ笑ってリンゴだけを手渡し、あなたはポケットや持参した袋にリンゴを入れて持って帰るとか。他にも、歯磨き中に水を流しっぱなしにしていると、あなたの配偶者が"もったいない"と言って水道を止めたり。こんな風に日本語では"もったいない"が使われています。
ワンガリ・マータイさんは、民主主義、女性の権利、そして、特に環境保護の活動促進への貢献が認められ、2004年にノーベル平和賞を受賞したケニア人の女性です。マータイさんは、世界中で環境保護を訴えてこられました。2005年に来日されたときに"もったいない"という言葉を習って以来、国際的な、どの言語でも使える環境活動の精神を表す単語として、"もったいない"を広めていらっしゃいます。
彼女に習って、この単語を英単語のひとつにしていきましょう。そして、もっと大切なのは"もったいない"の精神をもって毎日の生活をしていきましょう!
最後の木
最後の木が切られたとき
最後の魚が釣られたとき
最後の川が毒されたとき
あなたは、お金を食べることができないということを悟るだろう
--アメリカ先住民クリー族の予言
地球は今、危機的状態にいます。夜のニュースや新聞の一面にちらりと目をやっただけでは想像し難いかもしれません。でもほんの少しでも掘り下げていくと、今、地球がどんな状況にあるのかがすぐに見えてきます―とてもハッキリと。
考えてみてください:80%以上の地球上の天然林が破壊されています(アメリカでは、95%以上の原生林が失われました);50年前には地表の14%が熱帯雨林で覆われていましたが、現在は6%しか残っていません--60エーカーが1分ごとに失われています;1950年以降、世界の90%以上の魚が海から獲られました;"4頭のうち1頭の哺乳類が、8羽に1羽の鳥が、全両生類の3分の1が、70%の世界の評価された植物が絶滅の恐れがあると、保護が必要な動植物をまとめたレッドリストに加えられました。
地球の生態系が死んでいっています。私たちの存在は、この生態系に基づいているのです。生態系が死んでしまうということは、私たち人間も死んでしまうということです。
"地球の状態に関してこれまでで最も包括的な調査"と言われる、国連のミレニアム生態系評価は、“人間の行動が環境に多大な負担をかけながら、地球の自然資本を激減させている。未来の世代を持続させる生態系の能力を、当然と考えることはもはやできない。”と発表しています。
なぜこのようなことが起きているのでしょうか?
原因は私であり、あなたでもあります。そして知り合いの人たちみんなです。実際、世界中すべての人びとが原因ですが、特に世界の先進工業国に住んでいる私たちが大きな原因です。私たちの生活は、地球資源をとにかく消費し膨大な量の汚染と廃棄物を作り出すことに基づいています。
私たちは地球の資源は無限で地球は不滅だ、という見方で育ってきました。環境への配慮をせず、たいてい快適さや喜びという願望のみによって消費に関する決定を行っています。
しかし、私たちの行動は影響を及ぼします。私たちが買うものは、資源を使い、生産の過程で汚染を作り出し、そしてそれらを捨てた後にも汚染を作り出すのです。私たちの家、車、電化製品に動力を供給するエネルギーは化石燃料、主に石油や石炭からできています。これらの燃料は、地球から採取する際に地球に悪影響を及ぼし、また、私たちが利用できるようなエネルギーに変えるときにも、汚染や地球温暖化といったダメージを引き起こします。実際、私たちの行動全てに環境的な犠牲が伴っているのです。
だからと言って、私たちの二酸化炭素排出量をゼロにしなければいけない、ということではありません。ゼロにする唯一の方法はきっと、森に住んで岩や棒などを使って狩をしたり耕作をする生活かもしれません。でも、私たちはそのようなことはしないでしょう。しかし、石器時代の生活に戻るというアイデアと資源の消費を全く無視した生活をするいうアイデアの中間で、私たちにできることがたくさんあります。地球への被害を少なくすることが、私たちみんなの日常生活の中にはたくさんです。
それがこのブログの目的です。地球へのダメージを減らすアイデアや情報を交換できたら良いなぁと思っています。私たちができることが本当にたくさんあります。私たちができることをしていって、一歩ずつ前に進むしかありません。例えそれが小さなことでも、やる!って強く心に決めること。何もしないよりは、少しでもダメージを少なくできるはずだから。"今"行動を起こす必要があります。私たちの子供たちの世代や孫の世代が"最後の木"の予言を現実のものにしなくていいように。残して恥ずかしくない世界を後生に残すために…。
最後の魚が釣られたとき
最後の川が毒されたとき
あなたは、お金を食べることができないということを悟るだろう
--アメリカ先住民クリー族の予言
地球は今、危機的状態にいます。夜のニュースや新聞の一面にちらりと目をやっただけでは想像し難いかもしれません。でもほんの少しでも掘り下げていくと、今、地球がどんな状況にあるのかがすぐに見えてきます―とてもハッキリと。
考えてみてください:80%以上の地球上の天然林が破壊されています(アメリカでは、95%以上の原生林が失われました);50年前には地表の14%が熱帯雨林で覆われていましたが、現在は6%しか残っていません--60エーカーが1分ごとに失われています;1950年以降、世界の90%以上の魚が海から獲られました;"4頭のうち1頭の哺乳類が、8羽に1羽の鳥が、全両生類の3分の1が、70%の世界の評価された植物が絶滅の恐れがあると、保護が必要な動植物をまとめたレッドリストに加えられました。
地球の生態系が死んでいっています。私たちの存在は、この生態系に基づいているのです。生態系が死んでしまうということは、私たち人間も死んでしまうということです。
"地球の状態に関してこれまでで最も包括的な調査"と言われる、国連のミレニアム生態系評価は、“人間の行動が環境に多大な負担をかけながら、地球の自然資本を激減させている。未来の世代を持続させる生態系の能力を、当然と考えることはもはやできない。”と発表しています。
なぜこのようなことが起きているのでしょうか?
原因は私であり、あなたでもあります。そして知り合いの人たちみんなです。実際、世界中すべての人びとが原因ですが、特に世界の先進工業国に住んでいる私たちが大きな原因です。私たちの生活は、地球資源をとにかく消費し膨大な量の汚染と廃棄物を作り出すことに基づいています。
私たちは地球の資源は無限で地球は不滅だ、という見方で育ってきました。環境への配慮をせず、たいてい快適さや喜びという願望のみによって消費に関する決定を行っています。
しかし、私たちの行動は影響を及ぼします。私たちが買うものは、資源を使い、生産の過程で汚染を作り出し、そしてそれらを捨てた後にも汚染を作り出すのです。私たちの家、車、電化製品に動力を供給するエネルギーは化石燃料、主に石油や石炭からできています。これらの燃料は、地球から採取する際に地球に悪影響を及ぼし、また、私たちが利用できるようなエネルギーに変えるときにも、汚染や地球温暖化といったダメージを引き起こします。実際、私たちの行動全てに環境的な犠牲が伴っているのです。
だからと言って、私たちの二酸化炭素排出量をゼロにしなければいけない、ということではありません。ゼロにする唯一の方法はきっと、森に住んで岩や棒などを使って狩をしたり耕作をする生活かもしれません。でも、私たちはそのようなことはしないでしょう。しかし、石器時代の生活に戻るというアイデアと資源の消費を全く無視した生活をするいうアイデアの中間で、私たちにできることがたくさんあります。地球への被害を少なくすることが、私たちみんなの日常生活の中にはたくさんです。
それがこのブログの目的です。地球へのダメージを減らすアイデアや情報を交換できたら良いなぁと思っています。私たちができることが本当にたくさんあります。私たちができることをしていって、一歩ずつ前に進むしかありません。例えそれが小さなことでも、やる!って強く心に決めること。何もしないよりは、少しでもダメージを少なくできるはずだから。"今"行動を起こす必要があります。私たちの子供たちの世代や孫の世代が"最後の木"の予言を現実のものにしなくていいように。残して恥ずかしくない世界を後生に残すために…。
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